■この記事の筆者は当院の院長です。院長プロフィールはこちらへ。公開日：2022年4月1日　更新日：2022年9月5日

もし鍼灸で日常生活で苦しい症状が改善されたらどうでしょう。
あなたは「苦痛の生活から解放されるので、自分の好きなことができますよね。家族にも迷惑をかけないで済む。社会復帰できることで充実感も得られるでしょう。」少なくともこれだけの利益が得られるのでないでしょうか。

もう少し詳しく線維筋痛症について気になるなと思う方は続きを読んでくださいね。きっと悩んでいるあなたの参考になるはずですから。

・症状
身体の広い範囲に慢性的な痛みが持続するかもしくは断続的に起こります。痛みの程度は様々でひどい場合はナイフで切り裂かれたような痛みがあり、これらの痛みは日によって変わってきます。また天気の変化やストレスなどでも症状が悪化しやすいです。なお痛みだけでなく、精神障害や四肢にしびれ・めまい・耳鳴りなどの神経症状が出てくることもあります。

・激しい痛みは冷え（寒邪）が中心になって出てくる症状になると考えます。痛みがあちこち変わるのは風邪が中心となって出てくる症状になると考えます。天気が悪くなると痛みが悪化するのは湿邪が中心となって出てくる症状になると考えます。そして痛みがひどい場合は心臓の働きが悪くなることにより起こると考えます。

■施術方針
・ひきつりがひどいもしくはあちこち痛む場所が変わる場合は肝虚（肝臓の働きの低下）で肝臓の働きをよくすることが大事になります。痛みが激しい場合は寒邪に関係する腎臓の働きを良くします。天気が悪化すると症状が悪化する場合は湿邪に関係する脾の働きを良くします。

・患部に対しては患部の状態に応じて鍼灸を施していきますが、痛みを感じないほどの軽い刺激で施術しないと症状が悪化する可能性もあるので注意深く施術をしていくことが大事です。

・以上のようにそれぞれの原因に対して施術を行うことで体内の老廃物の排出を促し、そして患部へのアプローチを行うことで症状を改善していき、症状が出にくいよう体調管理できることが期待できます。

■治療経過など
改善の目安は個々の体質・病状により異なりますが、リウマチの一種と言われているので、施術後1時的には症状が改善ができてもまた症状が戻ることが多いです。ですから症状が悪化せずに安定するまでは都合のつく範囲で良いので、まめに鍼灸施術を受けて頂けると良いです。なお薬の併用して頂いても問題ありません。鍼によって「薬の副作用を減らす」・「薬を効きやすくする」ことも可能なので。そしてある程度改善して症状が安定してきたら、なるべく良い状態を維持するために定期的な施術をお勧めします。