■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2023年7月26日
【 解説 】 息切れ
■息切れのほとんどが高齢者、まずは病院で原因の特定を。特定できたら鍼灸で体調を整えてセルフケアをして息切れの改善を目指そう。
・50代頃までは何も感じなかった息切れ、60代以降になって自分では気づかないうちに徐々に息切れの症状が出てくることが多くなりますが、それには理由があります。
・それは、加齢や生活習慣等で気付かないうちに少しずつ心肺の機能が落ちてきて起こるからです。そして病院で受診して病名がつけられるのです。
・では息切れをおこさないようにするにはどうしたら良いかですが、当院でいくつか提案を致します。
提案1
タバコを吸い過ぎないことです。
タバコは100害あって一利なしと言いますが、僕は吸い過ぎが良くないと考えています。少量なら気分転換に良い物ではないかと思います。(中国で気功を教えて頂いた先生には4・5本までならOKだと言っていました。)
提案2
軽い運動を30分〜40分することです。
軽い運動とはどの程度もものかというと会話ができる程度の良いのでできる限り毎日続けて頂くと心肺機能の維持向上が期待できるからです。
提案3
上記に加え、鍼灸で体調管理をしていくことです。
鍼灸は病を治すことも可能ですが、病気にならないように体調を管理していくことが重要と考えています。
以上になりますが、提案3についてはどういうことなのか分かりにくいと思いますので、気になる方は引き続き下記の文章を読んで下さいね。
提案1
タバコを吸い過ぎないことです。
タバコは100害あって一利なしと言いますが、僕は吸い過ぎが良くないと考えています。少量なら気分転換に良い物ではないかと思います。(中国で気功を教えて頂いた先生には4・5本までならOKだと言っていました。)
提案2
軽い運動を30分〜40分することです。
軽い運動とはどの程度もものかというと会話ができる程度の良いのでできる限り毎日続けて頂くと心肺機能の維持向上が期待できるからです。
提案3
上記に加え、鍼灸で体調管理をしていくことです。
鍼灸は病を治すことも可能ですが、病気にならないように体調を管理していくことが重要と考えています。
以上になりますが、提案3についてはどういうことなのか分かりにくいと思いますので、気になる方は引き続き下記の文章を読んで下さいね。
■現代医学では・・・
■はじめに・・・・
・「息切れ」と一言で言っても、100メートル走でタイムを伸ばす為に一生懸命走った後で起こる息切れやそれに伴う動悸は病気とは言えませんね。誰だって激しい運動をすれば起こるものですから。ただ息切れの原因には重篤な病気である場合がありますので注意が必要です。
■息切れはなぜ起こるのか?
・酸素を全身にく送ることができないと死んでしまうため、血液自体を運ぶ心臓・酸素を運ぶ肺が何とかしないといけないのでいつも以上に頑張る。これが、息切れという症状として現れます。
■息切れとは何?
・息切れと言っても人により表現が違います。
例えば「息が苦しい・空気がすえない・胸が苦しい・息がつまる」などがありますが、注意しなくてはいけない息切れがあるのです。
それは・・・・・
@軽く歩いただけなのに肩で息をしてしまう。
A階段をのぼるだけで息が切れ休憩してしまう。
➂会話中、こまめに息継ぎをしないと言葉が続かない。
➃動悸を伴う場合。
D身体が怠い・気持ち悪くなる。
等個人差はありますが、病気で出ている可能性があります。
■息切れの原因は? 色んな原因がありますが、大きく分けて3つあります。
@心臓。
・心臓は全身に血液を送ります。
全身を巡った血液(静脈)→右心房→右心室→肺(ここで酸素と二酸化炭素を交換)→左心房→左心室→全身へ
この過程で異常があると満足に血液が送られないので軽い運動でもすぐに脈拍が上がり、呼吸数が増え、結果として息切れをおこします。
A呼吸器。
・肺は酸素を血液に取り込むことが仕事です。
もし異常が生じると酸素を十分に取り込めないので息切れをおこします。
➂心臓・呼吸器以外。
・貧血、神経疾患で呼吸に関係する筋肉が働かない、ストレスなどで息切れをおこします。
■治療について
・息切れがある時は一度病院で診察を受けて下さい。各種検査をし原因を特定することで治療方針等を決めることができます。
・酸素を全身にく送ることができないと死んでしまうため、血液自体を運ぶ心臓・酸素を運ぶ肺が何とかしないといけないのでいつも以上に頑張る。これが、息切れという症状として現れます。
■息切れとは何?
・息切れと言っても人により表現が違います。
例えば「息が苦しい・空気がすえない・胸が苦しい・息がつまる」などがありますが、注意しなくてはいけない息切れがあるのです。
それは・・・・・
@軽く歩いただけなのに肩で息をしてしまう。
A階段をのぼるだけで息が切れ休憩してしまう。
➂会話中、こまめに息継ぎをしないと言葉が続かない。
➃動悸を伴う場合。
D身体が怠い・気持ち悪くなる。
等個人差はありますが、病気で出ている可能性があります。
■息切れの原因は? 色んな原因がありますが、大きく分けて3つあります。
@心臓。
・心臓は全身に血液を送ります。
全身を巡った血液(静脈)→右心房→右心室→肺(ここで酸素と二酸化炭素を交換)→左心房→左心室→全身へ
この過程で異常があると満足に血液が送られないので軽い運動でもすぐに脈拍が上がり、呼吸数が増え、結果として息切れをおこします。
A呼吸器。
・肺は酸素を血液に取り込むことが仕事です。
もし異常が生じると酸素を十分に取り込めないので息切れをおこします。
➂心臓・呼吸器以外。
・貧血、神経疾患で呼吸に関係する筋肉が働かない、ストレスなどで息切れをおこします。
■治療について
・息切れがある時は一度病院で診察を受けて下さい。各種検査をし原因を特定することで治療方針等を決めることができます。
■鍼灸では・・・・
・鍼灸で考える「呼吸の生理」を説明します。
呼吸を正常に働かす為にはエネルギーが要ります。そのエネルギーを作るのに「脾」の働きが必要になります。
それを元にして呼吸をしますが、その主役は「肺」の働きです。
脇役として「心」・「腎」・「肝」の働きになります。
■原因
・生活環境、生活習慣、ストレス、加齢により内臓の働きが低下すること、または内臓の不調和が原因で起こります。
■施術方針
・内臓の働きを良くして気血水の過不足を調整することが最も大切。
・吐く時に苦しい時は心や肺の働きが悪いことが多いので調整します。
・吸う時に苦しい時は肝や腎の働きが悪いことが多いので調整します。
・食欲がない時は脾胃の働きを調整します。
・呼吸する時も筋肉を使うので背中、肩、頚の凝りを取ることで筋肉の負担を軽減します。
■施術経過
・病気、個々の体力により大きく変わります。体力が充実している時は治りやすいですが、体力が落ちている時は治りがわるくなります。
・生活環境、生活習慣、ストレス、加齢により内臓の働きが低下すること、または内臓の不調和が原因で起こります。
■施術方針
・内臓の働きを良くして気血水の過不足を調整することが最も大切。
・吐く時に苦しい時は心や肺の働きが悪いことが多いので調整します。
・吸う時に苦しい時は肝や腎の働きが悪いことが多いので調整します。
・食欲がない時は脾胃の働きを調整します。
・呼吸する時も筋肉を使うので背中、肩、頚の凝りを取ることで筋肉の負担を軽減します。
■施術経過
・病気、個々の体力により大きく変わります。体力が充実している時は治りやすいですが、体力が落ちている時は治りがわるくなります。
■セルフケア
・院長が考える息切れのセルフケアを3つ挙げてみます。せんねん灸などで温めて下さいね。
・院長が考える息切れのセルフケアを3つ挙げてみます。せんねん灸などで温めて下さいね。
〇太淵穴
太衝(たいえん)穴は手の太陰肺経の原穴で、肺は呼吸と深く関係するので、このツボをセルフケアすることで肺の働きを改善または正常に調整することが期待できます。
〇公孫穴
公孫(こうそん)穴は足の太陰脾経の絡穴になります。ここツボは胃経と繋がりがあるので、このツボをケアすることで脾胃の働きの改善が期待できます。
〇復溜穴
復溜(ふくりゅう)穴は足の少陰腎経のツボで、腎には納気作用(深呼吸)が低下している時に使う重要なツボになります。
【 詳細ページ 】 ・東洋医学の考え方 |
まとめ
・息切れは高齢者に多く見られる症状で呼吸器・心臓・その他の臓器の異常によって現れてくることが多い。
・若い時の生活習慣を注意していけば、息切れをおこす病気にはなりにくくなるので、特にタバコの吸い過ぎには注意して下さい。
・加齢により体力が落ちてくると息切れになりやすいので、養生として生活習慣の見直しの他、鍼灸で体調管理をしていくとより良いです。
・若い時の生活習慣を注意していけば、息切れをおこす病気にはなりにくくなるので、特にタバコの吸い過ぎには注意して下さい。
・加齢により体力が落ちてくると息切れになりやすいので、養生として生活習慣の見直しの他、鍼灸で体調管理をしていくとより良いです。