鍼をしてはいけない場所ってありますか？
| ・名古屋市在中のBさんからの質問 ・鍼灸治療を検討しているのですが、気になることが１つあります。それは「鍼をしてはいけない場所」についてです。 ・色々なホームページを調べていますが、一部不適応な症状を除いては大半の症状は鍼灸で対応できて症状の緩和が期待できるということは書かれているのを目にしますが、「鍼をしてはいけない場所」についてはほとんどのホームページ上で説明されていなくて、安全・安心に鍼灸施術を受けたいと考えているので、鍼灸師の先生、回答をよろしくお願い致します。 |
当院では細心の注意を払えば鍼をしてはいけない場所はないと考えます。
| 名古屋市守山区の鍼灸師が回答致します。 ・ツボは頭の百会（ひゃくえい）穴から足の裏の湧泉（ゆうせん）穴まで約360個あります。その中で禁鍼穴というのがいくつか存在します。例えば乳中（にゅうちゅう）穴です。このツボの位置は乳首になります。乳首は禁鍼穴でかつ禁灸穴になっています。なぜ禁鍼穴になるかということですが、鍼をすると感染症をおこし易い部位・鍼を深く刺すと内臓など重要な臓器を傷つける恐れがある部位など、施術を行うと身体にとって危ない部位が禁鍼穴になっています。禁灸穴も同様な考えになっています。 ・では絶対にやってはいけない部位はあるかということですが、現代の解剖学の知識を理解し、個々の体力や状態を把握した上で施術をしても大丈夫な場合であれば、細心の注意を払って施術すれば絶対やってはいけない所はないというのが僕の考えです。 ・以上になりますが、鍼灸師の先生で考え方が違いますので、治療を希望する鍼灸師の先生に治療を受ける前にお問い合わせして頂ければと思います。 参考にして頂ければ幸いです。 |
