■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日：2024年11月1日
低血圧症の鍼灸施術について
■低血圧による症状の改善は期待できます！
低血圧は字のごとく血圧が低いということなんですが、血圧が低いこと自体は一般的には気にする必要はないのですが、血圧が低いことで生じる症状（立ち眩み・めまい・ふらつき・倦怠感・疲れやすい・元気がでない・手足の冷え等）があることはご存じでしょうか？
低血圧によって生じた症状は生活の質に影響が出てくることが多いですね。これが鍼灸によって症状の改善が期待できるわけです。
鍼施術によって患者様が得られるベネフィット（利益）ですが、それは・・・
①めまい・ふらつきが減るので気分よく生活が過ごせます。
めまい・ふらつきを経験された方は分かるでしょうが、めまい・ふらつきがあるといつまためまいふらつき感が起こるか分からないので気分が下がり、生活の質が改善されませんが、鍼灸で改善が期待できることで日常生活を気分よく過ごせる可能性が高まりますね。
②仕事の効率が良くなります・もしくは趣味をおう歌できます。
身体がだるい・疲れやすいとなると日常生活に支障が出ますね、例えば仕事。本調子であれば3時間で済ませる業務も不調により5時間かかってしまった。これでは効率が悪いですね、施術を続けることで体調が改善され効率も良くなってきますね。もう１つは趣味。たとえ好きなことでも体が元気でなくてはやる気が起きませんね。施術を続けることで徐々に改善されていきます。
➂妊娠しやすい環境づくりができます。
低血圧で手足の冷えが出てくる場合があります。不妊で悩んでいる方、手足の冷えがあると余計妊娠しにくい身体になってしまいます。鍼灸で低血圧を改善することで不妊も改善できる可能性も高くなりますよ。
こんな感じで簡単にまとめましたが、もう少し詳しく知りたい方はここから下をご覧くださいね。
①めまい・ふらつきが減るので気分よく生活が過ごせます。
めまい・ふらつきを経験された方は分かるでしょうが、めまい・ふらつきがあるといつまためまいふらつき感が起こるか分からないので気分が下がり、生活の質が改善されませんが、鍼灸で改善が期待できることで日常生活を気分よく過ごせる可能性が高まりますね。
②仕事の効率が良くなります・もしくは趣味をおう歌できます。
身体がだるい・疲れやすいとなると日常生活に支障が出ますね、例えば仕事。本調子であれば3時間で済ませる業務も不調により5時間かかってしまった。これでは効率が悪いですね、施術を続けることで体調が改善され効率も良くなってきますね。もう１つは趣味。たとえ好きなことでも体が元気でなくてはやる気が起きませんね。施術を続けることで徐々に改善されていきます。
➂妊娠しやすい環境づくりができます。
低血圧で手足の冷えが出てくる場合があります。不妊で悩んでいる方、手足の冷えがあると余計妊娠しにくい身体になってしまいます。鍼灸で低血圧を改善することで不妊も改善できる可能性も高くなりますよ。
こんな感じで簡単にまとめましたが、もう少し詳しく知りたい方はここから下をご覧くださいね。
■現代医学では・・・
●低血圧とは・・・
・収縮期血圧（最高血圧）が100未満を言います。低血圧には①急性低血圧②慢性低血圧➂起立性低血圧の3種類があります。
①急性低血圧はショック・一時的な急な血圧低下が当てはまります。②は慢性低血圧は原因不明・原因（例：心不全・肺梗塞・甲状腺機能低下・過換気症候群・降圧剤・利尿剤・向精神薬・脱水、出血等）がある・体質の３つがあります。
この３つの中で検査・治療をしないといけないのは「ショック」になります。これは命にかかわるからです。
●症状・・・・
めまい、ふらつき、立ちくらみの代表的なものから倦怠感、易疲労感、なんとなく元気が出ない、眠気、手足の冷感などたくさんあります、中には失神発作・一過性脳虚血発作をきたす位重度な血圧の低下がみられることがあります。
●検査法
・原因によって検査法が変わります。（例えば心臓・呼吸器系が原因だと聴診等が必要・内分泌だと身体所見。）
めまい、ふらつき、立ちくらみの代表的なものから倦怠感、易疲労感、なんとなく元気が出ない、眠気、手足の冷感などたくさんあります、中には失神発作・一過性脳虚血発作をきたす位重度な血圧の低下がみられることがあります。
●検査法
・原因によって検査法が変わります。（例えば心臓・呼吸器系が原因だと聴診等が必要・内分泌だと身体所見。）
| 【 参考ページ 】 ・検査や治療を必要とする低血圧とはどういうものですか｜公益財団法人日本心臓財団 |
●治療法とセルフケア
・治療は薬物療法があり、昇圧剤を服用します。
・セルフケアとして
①規則正しい生活をする。
②運動をして筋力を鍛える。
➂バランスの良い食事をする。
④食後にカフェインを取る。
等を行うと良いそうです。①から➂は低血圧だけでなく、他の生活習慣病のケアにも共通することばかりなのでやっていて損はありませんよ。
・治療は薬物療法があり、昇圧剤を服用します。
・セルフケアとして
①規則正しい生活をする。
②運動をして筋力を鍛える。
➂バランスの良い食事をする。
④食後にカフェインを取る。
等を行うと良いそうです。①から➂は低血圧だけでなく、他の生活習慣病のケアにも共通することばかりなのでやっていて損はありませんよ。
| 【 参考ページ 】 ・低血圧｜愛知県薬剤師会 |
■鍼灸では・・・
鍼灸では低血圧という病名はありません。低血圧によって生じる症状（めまい・だるさ・疲れやすい・手足の冷え等）が当てはまります。
●原因
ストレス・飲食不摂生・体調不調を押して無理をした等により、脾胃（現代医学でいう胃腸にあたる）の働きが悪くなった為、気（働くのためのエネルギー）と血（栄養）が不足し、主に肝（現代医学でいう自律神経の一部にあたる）が正常な働きができなくなったことによって起こると考えます。
●施術方法
・まず脾胃の働きを改善する。
そうすることで脾胃の働きの１つ気血を増やし、各臓器を働かすのに必要な栄養やエネルギーを作ることが可能になります。
・肝を中心に働きを調和させる。
肝（現代医学でいう自律神経の一部にあたる）を中心に正しく機能するように施術を行います。これにより血圧が安定してきます。
ストレス・飲食不摂生・体調不調を押して無理をした等により、脾胃（現代医学でいう胃腸にあたる）の働きが悪くなった為、気（働くのためのエネルギー）と血（栄養）が不足し、主に肝（現代医学でいう自律神経の一部にあたる）が正常な働きができなくなったことによって起こると考えます。
●施術方法
・まず脾胃の働きを改善する。
そうすることで脾胃の働きの１つ気血を増やし、各臓器を働かすのに必要な栄養やエネルギーを作ることが可能になります。
・肝を中心に働きを調和させる。
肝（現代医学でいう自律神経の一部にあたる）を中心に正しく機能するように施術を行います。これにより血圧が安定してきます。
■セルフケアについて・・・
・当院でおススメするセルフケアは「お灸によるツボのケア」と「食事療法」になります。
①お灸によるツボのケア。
院長が良いと考えるツボを３つ挙げてみます。
-
〇関元穴
関元（かんげん）穴は任脈のツボで脾経・腎経・肝経の３つの経脈が交わるところで脾・腎・肝に関係する症状に効果が期待できる重要なツボです。低血圧改善が期待できます。 -
〇三陰交穴
三陰交（さんいんこう）穴は脾経のツボで腎経と肝経の３つの経脈が交わるところで、これも先ほどの関元穴同様な効果が期待できる重要なツボです。 -
〇足三里穴
足三里（あしさんり）穴は胃経のツボで気血を増やす最も重要なツボの１つになります。臓器を働かすためには必要なツボになります。
②東洋医学の観点からみる食事療法について
・東洋医学では医食同源と言って食事も重視しています。
先ほど説明しましたが、内臓の働きを改善して気血を増やし、肝臓（現代医学で言う自律神経の働きの一部に関係する）を中心に働きを調和することで低血圧の症状を改善も可能ですが、鍼灸だけでなく食事療法も大事になります。
・東洋医学では医食同源と言って食事も重視しています。
先ほど説明しましたが、内臓の働きを改善して気血を増やし、肝臓（現代医学で言う自律神経の働きの一部に関係する）を中心に働きを調和することで低血圧の症状を改善も可能ですが、鍼灸だけでなく食事療法も大事になります。
・「うるち米・さつまいも・大豆・人参・たら・ひらめ・豚肉・牛肉」等を食べて脾胃の気を補って下さい。そうすることで内臓を働かせるために必要な気血が作られます。
・脾胃（現代医学で言う胃腸）の働きに影響の出る「生もの・生野菜・冷たい物（アイス・ビール等」」を控えて下さい。できるなら火を通してから食べれるといいでしょう。
・脾胃（現代医学で言う胃腸）の働きに影響の出る「生もの・生野菜・冷たい物（アイス・ビール等」」を控えて下さい。できるなら火を通してから食べれるといいでしょう。
| 【 詳細ページ 】 ・東洋医学の考え方 【 参考文献 】 ・薬膳食典食物性味表｜日本中医食養学会 |
まとめ
・現代医学では何か大きな原因がなければ、低血圧は特に治療をする必要はない症状の１つになります。鍼灸（東洋医学）では低血圧による症状の改善には施術が必要になります。何故なら、低血圧の症状で体調を崩しているのであれば、それを改善すれば体調も良くなるし低血圧の状態も改善される可能性が出てくるからです。
・低血圧によって出る症状はセルフケアでも対応が可能です。お灸をすることは非常に良いことです。良いことだと分かっていてもお灸をするのが大変だと思う方は、まずどんな物でも火を通して食べるようこ心がけて下さい。あと胃に負担のかかるストレスも気を付けてほしいですね。
・低血圧によって出る症状はセルフケアでも対応が可能です。お灸をすることは非常に良いことです。良いことだと分かっていてもお灸をするのが大変だと思う方は、まずどんな物でも火を通して食べるようこ心がけて下さい。あと胃に負担のかかるストレスも気を付けてほしいですね。
